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特集:懐かしのPalmTop(1)

みなさんの記憶にあるだろうか?10年前の1990年それは市場に姿を現した。

PalmTop(パームトップ)・・・それは手のひらサイズの全く新しいパーソナルなコンピューター

カタログの冒頭から引用させていただいたがその名の通りPalmTop(パームトップ)はこうして生まれた。PalmTopが売り出されていた1990年と言えば、マックの世界で言えばClassicやLCが登場したころであり、もうしばらくすればPowerBookシリーズも姿を現そうかという時代だった。ご存じの方も多いとは思うが、AppleのPowerBook100はソニーが製造したというのは有名な話だ。
昔からソニーファンの筆者は、当時のビジネスマンがPalmTopを軽そうに片手に持っている姿がとても印象的なパンフレットを見て購買意欲がそそられたものだ。ただ、聞いて驚く無かれ当時の定価で198,000円だ。いまならVAIOノートやiBookを買ってもおつりがくる値段である。
上の写真を見てほしい。出張先からホテルの電話とPalmTop(+ファックスアダプター)を使ってファックスしているバリバリのビジネスマンが見える。そうなのだ、これが10年前のスマートなビジネスマンのスタイルだったわけだ。(笑)
先のビジネスマンがスマートに使いこなしている(笑)ファックスアダプターは周辺機器として別売りで\70,000で売り出されていた。(上記最左)また、PalmTopがすぐれていたところはそれ以外の周辺機器も大変充実していたということだ。FDドライブ(左から2番目)、RS232Cインターフェース(右から2番目)、プリンターインターフェース(最右)などが製品の市場投入と同時に開発されていたことだけでも驚愕に値する。すべてを揃えられる人は財力をもつエグゼクティブだけであったことは推測できる(笑)。
カタログを開いて見ると、まずは原寸大のPalmTopがそのサイズを主張している。コピーには、「頭脳を持った紙とペン。それがパームトップです。」とある。
コピーの下には、そのコンセプトが実に簡潔にまとめられている。全文引用でお届けしよう。
「使うときや、使う場所の可能性を大きく広げる、小型軽量A5サイズ。紙とペンを使うように、人の感性に素直なダイレクト・ペンオペレーションと、ファジー理論に基づく日本語手書き文字認識処理。そしてさまざまなジャンルに及ぶパーソナルな情報を3次元でリンクさせ、望みのカタチで見ることができるPIM(Personal Information Management)ソフトウェア「パームノート」を標準で搭載。パームトップ、それは手のひらの上で使える、コンピューターの新しいカタチです。ハードの思想と先進のテクノロジー、そしてソフトの夢が融合して生まれた、まさに頭脳を持った紙とペンなのです。」
上記の文章を読んでお気づきかもしれないが、「日本語手書き文字認識」を除けば、現在のパームシリーズのコンセプトと見事に一致しないだろうか。また、下記のようにパーソナルメディアとして製品を位置づけているところをみてもパームトップは(手のひらにのせるには正直つらいマシンだったけど)確実に今のパームの原点と呼べるコンセプトであったことは間違いないと筆者は確信しているのだ。
(上記コピー)パームトップは、PIMのために生まれたパーソナルメディアです。
また、上の写真を見て欲しい。ビジネスマンがパームトップを片手にプレゼンテーションしているというシチュエーションと見て取れる。まさに当時の最先端だ!(笑)いまだったらWindowsCEでPocket PowerPoint(だったかな?)とモニターを繋げば簡単なんでしたっけ・・・。また、今のパームシリーズでもできないことで、大画面のパームトップならではの技でしょう。
では次に筆者が所有しているPalmTopを見ていただこう。

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