CLIE PEG-NR70極私的レビュー

3/25に、NR70を購入したSPA個人がが思いつくままに書きつづる極私的なNR70のレビューです。クリクラを主催する立場ではなく、一人のCLIEユーザーとして思う気持ちをつらつらと書きつづるものです。使ってみた感想や気がついたことを書き留めるので、自分で気が済むまで書き続ける予定です。プロのレビューアーでも本職のライターでもないので文章がおかしいところなどはクリクラ同様目をつぶってやってください。また、技術的なことには疎いですから、的はずれなことや根拠のないことを言うかもしれませんが、その場合も優しくご指摘くださいませ。

Last Update: Fri, 2002-04-12 15:15
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Index
  1. 購入まで
  2. パッケージ
  3. マニュアル
  4. インストール
  5. ハードウェア(本体)
  6. ソフトウェア・バンドルアプリケーション
  7. 不具合報告
  8. その他雑感&TIPS
  9. 総論(いつ出せるのか…)

購入まで

3/23に発売されたCLIE PEG-NR70、実は個人的には購入をためらっていた。発表会やソニービル、また先日のパムフェス会場などでデモ機には触っていたのだが、どうにも自分の中にある違和感をぬぐいきれないのだ。不思議と物欲は全く起こらなかった。初めてのことだ。でも、実機が手元にないと気がつかないことや見えてこないことがたくさんあるはず。だから発売から二日遅れはしたが買ってみた。製品版を触るのはもちろんこれが初めて。しかし、こんなにわくわく感がないのも今までで初めてだ。

パッケージ

購入後まず感じたこと。パッケージ全体が重い。この重さは今までで間違いなく最大のはず。重さの原因はオープンスタイルで本体を自立させるためのクレードルの自重が大きくなったからだよね…。で、箱の中身を確認。パッケージは、環境に配慮してか徐々に簡素になっているようだ。ソニーの全社的な取り組みから来ているのだろう。ちなみに、インストールCD-ROMのケースもプラスチックから紙製へと変更になっていた。

マニュアル

マニュアル類の確認。モノクロの「困ったときはQ&A CLIE用語集」が新しいところ。気づいたことは、緑色の「付属アプリケーションのご案内」が、Tシリーズのそれの1/8のボリュームに減っていた。PDA形式のマニュアルの参照を促していることから、環境面での配慮もあるが、コストダウン的な意味合いが大きいのだろう。

気がついたこと。公では「NR70」や「NR70V」というのが新機種の型番だが、マニュアルや本体の裏には「NR70/J」、「NR70V/J」という記載になっている。でも箱に記載されている型番はJが省かれていたりとちぐはぐ。もしかしたら海外モデルはNR70/Eとかになったりするのかな。

インストール

本体を充電しながら、PCへ関連アプリケーションをインストールすることから初めた。インストールCD-ROMのバージョンは1.0で、パッケージのみ日英仏独併記になっていた。これもコストダウンの一環だろう。また、インストーラは従来機種のそれと趣が違っている。初心者を意識したのか、ステップ方式で各種アプリケーションをインストールする仕組みになったようだ。

最初は「CLIE基本ソフトウェア」のインストールで、「CLIE Palm DesktopおよびHotSyncマネージャ」のインストールからスタート。従来の機種のインストーラになかった「HotSyncの動作確認」という項目が追加され、途中で一度HotSyncを促される。このステップが導入されたことで、以降の各種オリジナルアプリケーションのインストールがスムーズになることへの配慮のだろう。この動作確認で躓かないよう、「Q&A/用語集」や「USB Checker」へ導くようになっていた。ここまではGoodだと思った。でも、次のステップからが長かった。途中何度も再起動を促されたりしてちとうんざり…。

そういえば、PC側の音楽系アプリはOpenMGJukeboxではなくSonicStageに変更になっている。違いは何?えっ、共存するかしないか選べ?じゃあ、共存するメリットは?インストーラにもマニュアルにも説明はない。

ハードウェア(本体)

■プロダクトデザイン、素材の手触りについて

  • 個人的には嫌いではないデザイン。
  • でも、ユニバーサルデザインの観点からは「?」マークが頭の中を駆けめぐる。
  • マグネシウム合金の手触りは悪くない。
  • が、やはり重い。

■電源・ボタン類について

  • 電源が入れ(=使い始め)にくい。
  • ターンスタイルの場合は、電源ボタン or 環境設定でBackボタンで電源オン/オフ設定をしておけば良いが、Backボタンが押しにくいので使いにくい。
  • Backボタンの使いにくさは過去最高。(言葉が変だ。=Backボタンの操作性は過去最悪)
  • PalmSouce Japan会場で、高橋さん@Palm工作室が5分で改造してくださったのがコレ↓。

    東急ハンズなどで売っている薄いゴム素材付のシール(60cm四方で\600ぐらいだそうです)をBackボタンに合わせて切り抜いたものを貼り付けるだけの簡単作業。これがめちゃくちゃ使いやすくなるんです。Backボタンが使いづらいという貴兄にお薦めです。
  • その後使っていて、ゴムがずれてきたので予備でいただいたチップを自分で加工して貼り直した。高橋さんほどうまく取り付けられなかった…。やっぱり不器用だな>自分

■各種スタイル・ギミックについて

  • どのスタイルに移行するにも、片手では操作できない。
  • ターンスタイルで、ハードウェアボタンを無意識に探してしまう。Palmデバイスを長く使用してきたユーザーほどここでとまどうはず。
  • ジョグやBackボタンの組み合わせでハードウェアボタンの代わりになる仕組みを作れなかったのかが疑問。

■オープンスタイル時のハードウェアボタン(アプリケーションボタン)について

  • クリック感がありすぎるのでは…。
  • システム音をオフにしていてもボタンの操作音が「カチッ(パチッかも…)」と鳴るのが気になる。
  • 上下ボタンの上はやはり押しにくい。

■ハードウェアキーボードについて

  • LXなどを使っていた人間ではないので、ハードウェアキーボードの収得に時間がかかりそう。
  • ブラインドタッチができるようにならないと視線が上下してしまって結果的に疲れる。今のところGraffitiの方が10倍早い。
  • 操作方法に関するマニュアルの記述も不親切(たった3ページ)
  • 数字や特殊記号(ブルーの字ね)の入力に「Fn」キーの同時押しが必要だが、中央より左にある文字の場合がとまどった。右の親指を左まで持ってけばよいことに気づくが、とてもではないがブラインドタッチはできない。
    ・3/27,早速高橋さん@Palm工作室が対応Hack(NR-KeyHack)を作ってくださった。感謝!
  • 手が小さいので携帯電話のような片手操作も自分には無理。というか、仮にできたとしても移動距離が携帯の比ではないので間違いなく腱鞘炎になりそう…。
  • ATOKを使用している場合、推測変換の候補をキーボードから直接選択できるのかな…。マニュアルに書いてある?

■Audio機能について(AudioPlayer関連についても含む)

  • 音は以前の機種と比べて良くなったと思う。
  • 音圧があがったというかボリュームのMAX値があがったというか…。そんな感じ。
  • ベースブーストの搭載もユーザーのリクエストに応える形の進化で良い。
  • ヘッドホンを装着すると、標準でうっすらノイズが聞こえる。HOLD状態になるとさらに気になるノイズが発生する。HOLDを解除すると直るがうっすらノイズは消えず…。また、AudioPlayerを起動するとまた違ったノイズがでる。再生中もそのノイズが干渉して聞こえる。ボリュームを最小にして、静かな場所で確認するとより顕著。個人的には我慢できないレベル。ちなみに、手元のN750Cで確認するがノイズらしきものは一切でない。初期不良か…。
  • gMovieでも不快なノイズ発生。
  • 4/4,NCCLに電話連絡。上記の症状をお伝えした。NCCL内で調査するのでしばらく時間が欲しいとのこと。同様の症状を訴えてきた人がいるかどうかについては、今のところ無いとのこと。私のNR70固有の問題かどうかは後日結論が出そうだ。
  • 内蔵スピーカーだが、リセット後に「プツッ」という音が出る。また、ヘッドホンを差し込むときにも「プチ」ノイズが入る。つまらないことなんだけど気になるんだよな…。
  • 4/12,NCCLから解答の連絡が。「他の音楽製品と同等の仕様範囲です」とのこと。音楽好きな私には致命傷だっただけに、ショックでかい。大手AVメーカーがそれでよいのか…。

■液晶について

  • 発色は個人的には好き。単純に見やすい。
  • なにはなくとも大画面はうれしい。でもソニー製のアプリがほとんど対応していないのは悲しい。というか、対応して当たり前のような気がするのにそれができていないのが残念…。
  • オープンスタイル時、液晶上に現れる黒い影がすごく気になる。仕様ならどうしてそうなるのか説明して欲しい。
  • 輝度調整は最大値と最小値の間でそれほど差がないように思える。

ソフトウェア・バンドルアプリケーション

■ソフトウェアGraffitiについて

  • アプリ切り替え時のちらつきが気になる。マニュアルにその旨記載されているが、なんとかできなかったのかと思う。ハイレゾアシストをオンにすることで若干は改善するものの、生理的にあのちらつきは我慢できない。
  • ハイレゾアシストをオンにした場合、アプリケーションボタンで「予定表」「ToDo」「メモ帳」の切り替えではちらつきは出ないのだが、途中にアドレス帳を挟むと必ずローレゾ→ハイレゾのちらつきが起こる。何故?
  • NRシリーズで使用できるキーボードの種類が増え、見分けにくいというか、区別しずらくなった。PalmOS純正の「スクリーンキーボード」、ATOKの「スクリーンキーボード」」、さらにソフトウェアGraffitiの「ソフトウェアキーボード」。さらに「ハードウェアキーボード」がある。で、Graffitiも…。あ〜、わかりにくい…。
  • 認識率、感度は良好。過去最高かも…。(ちなみに、保護シート無し。買いに行かねば…。)
  • 軌跡の表示も初心者にとってはうれしい機能だと思う。でも、慣れてきたときに表示をオフにしたいって言い出す人がいるよね。って自分もそうかも。
  • 3/29,PalmSourceのソニーのセッション中、今関さんからちらつき防止のTIPSを教わった。今関さんの「SwitchDash」と、山田さんの「Default Color」を16bit固定に変更することでちらつきが無くなった。これは感動!

■Palm OS基本ソフト・環境設定関連

  • 辞書アプリがSmall Font対応になったのはうれしい。もしかして今回が初めてだよね…。

■通信系アプリ

  • CFアダプターがないので今のところ使えず。T用のCFアダプターと互換性がないのはやはり残念。Xiino+hrFontMapperの組み合わせによる大画面のWebブラウズには非常に期待。

■サードパーティーアプリ

  • Crc-MeDoc、Pook、J-Doc Readerが揃ってNRのフル画面に対応、これらのアプリケーションを入れるだけでNRシリーズの本来の魅力が味わえる。
  • 今関さんの、McFile ver.2.1Beta3 、hrFontMapper ver.2.0Beta2がNRシリーズに対応。
  • ちゃいむさんのHRCapt ver.1.5(暫定版)でフル画面のスクリーンショットが撮れます。ライターや編集者、Webサイトオーナーにとっては非常に朗報。
  • アルプス社のProAtrasLiteがNRのフル画面に対応。SwitchDashと、Default Colorの組み合わせを使用中は前者でONにして使用しないとソフトウェアGraffitiにあたるエリアで不具合が発生する。
  • 高橋さんのCrs-ImageViewフル画面に対応!PowerPointデータも表示可能とか。
  • 高橋さんのCrs-Mailviewがフル画面に対応!でも、NR専用CFアダプターがないので通信できず…。やっぱり買わないとダメか…。
  • CHEEBOWさん@p-cafe.comのCutePackがNRにフル対応!お気に入りの予定表アプリなので今回のバージョンアップはとてもうれしい。特に手帳ライクな週間表示の情報量は圧倒的。日本人の手による日本人向けのシンプルで使いやすいアプリ。こういうソフトがちゃんと売れて国内のPalmデバイス向けソフトウェア市場が活性化するといいな…。

不具合報告(自分のリマインダ代わり)

STEP1:購入後おまじないの3回ハードリセット。アプリケーションはソニー純正アプリ全てと、NR対応版McFile、Crs-MeDocを使用。Hack/DAは、様子見で入れていない。

  • 購入日、PhotoStandアプリ実行中に一度Fatal Error。以後現在まで再発せず。

STEP2:自分のお気に入りアプリでの動作チェック

  • 3/28
    ・McFileをフル画面で使用後、他のアプリへの切り替えでエラー。(beta3で改善)
    ・CLIE Demoを一通り再生後、Backボタンでランチャーに戻った時点でエラー。「Category.c,Line:528」
    ・意を決してHack/DAを導入(X-Master,DALancher5.0b2,NRスクリーンショットDA2種)
    ・その後、因果関係は不明だが「Category.c,Line:528」のエラーが再発
  • 3/29〜3/31
    ・色々とアプリを入れ始めてしまったので因果関係がはっきりしないが、一日に数回タップした瞬間やフル画面対応アプリを使用中ににFatal発生。まだまだ安心できない…。
  • 4/12,11日に「PEG-NR70 システムソフトウェア アップデートプログラム」が公開された。「画面タップ時に、まれに本体動作に不具合がでる症状を改善」とのこと。トップページにも書いたが、こういうアップデートを頻繁に出さなければならないこと自体問題があるように思います。ハードの開発に対してソフトの開発や動作チェックが追いついてないと思われても仕方がない。NRは新機能満載で、楽しいデバイスなのはわかるけど、全体的なバランスに問題があるんだよな…。N700Cの二の舞にだけはなって欲しくないというか、大企業なんだから同じ轍を二度も踏まないで欲しいぞ…。

その他雑感&TIPS

  • オープンスタイルで使うのはどうにも抵抗感がある
  • しばらく使ってみて思ったこと。ターンスタイル固定(って今までのPalmデバイスの基本形ですが…)で、ハードウェアキーボード無し&アプリケーションボタン&上下ボタン付だったら買う人も多いのでは…。
  • 液晶を横にして使えるアプリに期待。Webブラウザとか、Webブラウザとか、Webブラウザとか…。
  • 数日間触ってみて、今のザウルスに似ているって思った。手元にあるMI-E21と比べたらサイズもほぼ一緒だった。(ザウルスはPIシリーズの方が手帳っぽくてよかったなあ…。ちなみに、MI-E21のバッテリが干上がっていた。でもメモリの内容は消えていなかった。Palmも早くそうならないかな…)
  • プログラマーの皆さんによる対応アプリのリリースラッシュ。やはり、NRはフル画面対応アプリがデバイスを魅力あるものしてくのだなと実感。
  • ハードウェアキーボードは合体式で今の形に近くなるようにして別売にしてくれたら幸せになれる人が多いのにと思った。
  • 4/1,NR70シリーズに対する自分の希望を含める形でNR90V登場というエイプリルフールネタをアップ。本当だと勘違いした人もいたようでおしかりのメールをいただく。そんなにリアリティあったのかなとしばし悩む。
  • 4/1,ストレス発散のためではないが、CLIE専用キャリングバッグ購入。これって吉田カバン製らしい。予想以上に色々入ってなかなかいいです。ソニスタの色違いも買おうかな…(笑)それから、バッテリーアダプターも購入。メモリースティックモジュール頻繁に使う人は持っていた方がいいかも。
  • 4/12,NR70Vの発売が明日に迫る。オーディオの件が気になる…。
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