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【番外レビュー】HDDウォークマン「NW-HD1」 by SPA

■長い長い前書き

初代ウォークマンがこの世に登場したのが1979年。80年代初頭にソニー好きの親戚の家でその初代機に触れ、大好きな音楽を持ち歩けることのすばらしさを体験。学生時代にアルバイトして貯めた金で1983年に人生最初のウォークマン「WM-20」を購入。「世界最小・最軽量」の代名詞にもなったソニーの仕事に感嘆。あのスライド式の機構は何かと柔く、その後見事に壊れたが…。

社会人になり、自分の欲しいものが比較的容易に買えるようになると、86年にオートリバース対応の「WM-109」、87年にDBB搭載の「WM-503」、たしか88年には「WM-701」、89年にワールドワイドシンセサイザーチューナー搭載の「WM-F702」と、車載キットが付属したCDウォークマン「D-800K」、90年には夢のようだったワイヤレスを実現した「WM-805」と、ほぼ毎年必ず1機種は新製品を買い足していた。

92年のMD時代の幕開けには一時期、ソニー離れが起こる。ソニーが世に送り出したMDウォークマンは、世界最小・最軽量じゃなかったという単純な理由だ。長年愛用してきたソニーから初めて他社に浮気した。シャープの製品だった。その後、MDでも晴れて「世界最小・最軽量」に返り咲いたソニー製品を再び使うようになる。95年に「MZ-E3(アニバーサリーサイトに載って無いぞ…)」を購入以降は、96年に当時つきあっていた彼女(現:同居人)に当時の世界最小・最軽量モデルだった「MZ-E50」を買わせ、自分も97年に初めてスティック・コントローラー&ジョグダイヤル搭載の録再MDウォークマン「MZ-R50」を購入。

しかし、以降の約7年間はいわゆる「ウォークマン」を購入することなく今日に至る。90年代の後半は単純に仕事に忙殺され、通勤時に音楽を聴く余裕すらなかったこと。ネットワークウォークマン登場時は、正直かなり気になってはいた。シリコンオーディオに対する不信感めいたものだけでなく、やはり値段がネックで手が出なかったのが購入をためらった理由だ。メモリースティックも当時はかなり高価だった。まあ、今でもまだまだ高いけど…。

99年、WorkPad日本語版の発売を契機にPalmハンドヘルドにハマリ出し、なんと同年にソニーがPalm互換機(クリエ)への参入を発表。電子手帳の世界に新たな音楽体験をもたらしてくれるであろうことを大いに期待しつつ、一念発起してそのファンサイトを立ち上げることに…。2000年リリースの初代機ではかなわなかったものの、2001年春、音楽再生機能を搭載した2号機「PEG-N700C」が登場する。自分にとって衝撃以外の何物でもなかった。ネットワークウォークマンでできることが「クリエ」で難なくできるようになったのだから。結局、「クリエ」が自分にとってのウォークマンになった時点で、オリジナルのウォークマン製品への興味は全くと言っていいほど無くなってしまったのだった。

そんな時代を経て、2001年後半にアップルから世界初のHDDオーディオプレイヤー「iPod」が登場する。発表当初は懐疑的だったが、新しもの好きの血が騒ぎ、なんだかんだと初代機(HDD 5GB)を購入。以降、現在の第3世代まで買い換えるほど、その魅力にずっぽりはまることに…。そして、HDDオーディオプレイヤーがもたらす音楽体験に触れるにつれ、なんでソニーがこの分野に進出しないのかと、ことあるごとにずっと言い続けてきた。

そうこうしているうちに、AIWAブランドやVAIOブランドのHDDプレイヤーが登場するものの、ソニーのHDDオーディオは「ウォークマン」ブランドじゃなきゃだめなんだと言い続けてきた。そして、ソニーの「ウォークマン」が25周年を迎えた2004年7月1日、新しい歴史が刻まれた。待望のハードディスク搭載のウォークマンが発表されたのだ。発売日はその10日後の7月10日。価格は税込みで\52,500。

む、高い。でも、あれほど欲しいと言い続けてきたHDDウォークマンじゃろう。メモステの1GBなんぞはもっと高いのじゃ。それに比べりゃ\50,000なんて安いもんじゃ。買わなきゃいかんじゃろ。と、脳内でささやく爺やに説得され(?)、数日の検討期間を経て、晴れてポチっとなに…。(ちなみに、このお金、iPod miniとAirMacExpressの購入資金だったのじゃが…by 脳内爺や)

■「NW-HD1」の概要(さらりと…)

NW-HD1は、ソニーの「ウォークマン」ブランドとして、初めてハードディスクを搭載した製品として注目されている。HDDの容量は20GB(実際に使える容量は18.6GB)で、数千曲単位(数百枚単位のCD)の楽曲を持ち歩くことが可能だ。また、内蔵のリチウムイオンバッテリにより十数時間の連続再生が可能で、現在市場をにぎわせている他社の製品のバッテリ性能を数段上回るようだ。一応、リリース当時ではこのクラスのHDDプレイヤーの中では、「世界最小・最軽量」ということになるのだろう。

電源ボタンは無く、本体またはリモコンの任意のボタンで電源が入るようになっており、ウォークマンのロゴが表示されてから約5秒ほどで使用可能になる。電源オフの状態でプレイボタンを押せば、同様に約5病後に再生が始まるといった感じだ。外観やその他のボタン類については以下の画像を参考にして欲しい。

想像以上に小さい。ほぼ名刺やクレジットカードよりも一回り大きい感じ。手のひらにすっぽり。スーツの胸ポケットからさっと取り出すのがさまになるスマートなデザインかと…。 裏もちゃんとデザインしてます。シリアルNoはシールで剥がせるようだ。ヘアラインの中ほどに彫り込んであるロゴがなんとも渋い。クレードル固定用のプラスチックのパーツがどうにも許せない。これが無ければ一枚物の美しいヘアラインになったのに…。
液晶はモノクロ2階調。情報量はこんなもん。一昔前のオーディオ製品から進展のない、味気ないフォントがもの悲しい。ちなみに、再生中の曲の意味、わかってくれます? 上部には、設定変更用の「MENU」、再生モードを変更する「MODE」、そして音量調節用の「VOLUME」。液晶の右側に本機の操作の要となる"5Wayボタン(勝手に命名)"。個人差はあるかもしれないが、右手持った時に絶妙な位置に来る。
ストラップホールはこの位置。首から下げると、ヘッドホン端子の位置は下側に。コードの位置関係からして、なんとも奇妙な印象。反対側にあった方が使いやすいようなないような…。 下部には、右から「HOLD」スイッチ、内蔵バッテリへの通電スイッチ、クレードル用のコネクタ。購入初日にシステムエラーに遭遇。アラームが鳴りっぱなしの本体をどうやったらリセットできるのかと思い、通電スイッチをオフにして入れなおしたら直った。そういうことに使うのかいな?
クレードル。iPodが縦型のデザインに対して、NW-HD1は横型。クレードルも自ずと横型に…。どちらも気にするほど卓上のスペースを占領するものではない。 クリエユーザーなら、勝手に同期をしてくれると思って押してしまいそうになるクレードルのボタン。その実態は、本体を取り外すための「RELEASE」ボタン。ボタンの横のLEDは充電中のみ点灯。
お馴染みスティックリモコン。バックライト付き。この手のリモコンに触れるのは97年の「MZ-R50」以来。ボタンへの機能の割り当てが随分変わっていて、この手の製品って一貫性がないんだなあと実感。 上部のボタンは、左から「HOLD」スイッチ、曲の情報を切り替えて表示する「DISPLAY」、再生方法をリピートやシャッフルに切り替える「P MODE」、NW-HD1オリジナルのVPSアコースティックエンジンやイコライザを切り替える「SOUND」と続く。
下部は、左から「停止」ボタン、中央に再生・決定・一時停止/曲(早)送り・戻しを兼ねる「ジョグレバー」、プレイリストの切り替えボタン「GROUP」と続く。 バイオTRの上に置いてみました。いまだ、現役バリバリの97年前後に世に出たMDプレイヤー達と比べるとその小ささがよくわかっていただけるのでは…。
あまり、意味はないけど念のため押さえておきました。厚みは若干NW-HD1の方が薄いかな…。ちなみに、どちらも手荒に扱えば細かい擦り傷はできます。iPodはすでに傷だらけです。ええ、それが勲章です。 こちらも、なんら比較対象にはなりませんが、TH55とのツーショットをば。これだけ小さくなるなら、クリエへのHDD搭載もいけるんではないかと思ったり…。

ちなみに、紙の説明書のたぐいは「クイックスタートガイド」のみで、詳細なマニュアルはCD-ROMにPDF形式で収録されている。「クイックスタートガイド」には本当に基本的な操作方法しか記述されていない。コスト圧縮の意味もあるだろうし、製品の性格上、パソコンに習熟しているユーザーが多いと踏んでのことだと思うが、不親切かなあって感じ。リモコンの細かい操作も、Play Modeの概念も「クイックスタートガイド」では全然わからなかったし…。

■ハードウェア雑感

個人的に気に入ったところとして、本体のコンパクトさと質感の高さをあげておく。高級感あふれるアルミのヘアライン仕上げはいかにもソニーらしい。シンメトリーなデザインではないが、ボタンの配置など全体のバランスは良いと思う。この程度のボタン類であれば利き腕に関係なく右腕で操作できるはず。

iPodのスクロールホイールやVAIO PocketのG-Senseに相当する目新しいインターフェースは一切無いが、MDやカセットテープのポータブルプレイヤーに慣れた人ほどなんの抵抗もなく一般的な操作が可能だろう。リモコンで言うジョグレバーに相当する本体の"5Wayボタン"(こういう呼び名ではないが名前がないのでこうした)では、数千曲の中から目的の曲を探し出すのにはいささかプアなインターフェースであることは否めない。
※ちなみに、上下左右のボタンの動きにについては、下でもリンクしている、小寺さんのレビューと同感。直感的に操作できる部分とそうでない部分が同居してしまっているのが実に惜しい…。

それと、このボタン、意外に堅いというかクリック感がありすぎる感じ。iPodはタッチ式で本体側のクリック音のオンオフが可能だが、NW-HD1はボタン自体がクリック音を発するので、パチッパチッと耳障りに感じることがある。PDAのハードボタンが発するあの音そのもので、場所によっては気になる人も多いかもしれない。ちなみに、本体のみでお気に入りの曲を100曲までブックマークできる機能があるのだが、このボタンの下方向長押しでできるようになっている。

衝撃対策のGセンサーなどは、あくまで保険の一種であり、ユーザーが実感できるものではないので特にコメントしない。実際に落としてみたってのもできないし…。ただ、液晶周りのアクリルは手荒に扱わずとも細かい傷などが付きそうだった。液晶保護シートが発売されるぐらいだから実際にそうなのだろう。指紋などもそれなりに目立つ。デザイン的なことなのか回路的なことなのか素人にはわからないが、アクリル面はもう少し少なくても良かったような気がする。傷などのつまらないことを気にしなくても良いからだ。ちなみに、付属の貧弱なキャリングポーチを使うと指紋などが拭き取れた。

音質はエンコードに依存するので深くは言及しないが、個人的にはATRAC3plusの256kbpsの音質に充分満足している。曲数を考慮してATRAC3の132kbpsにしようと悩んだのだが、自分は良い音を優先した。音質は個人的な好みもある。音質については、実際に店頭で視聴するのがよいだろう。ちなみに、「VPT」バーチャルサラウンド機能や6バンドイコライザは、好みにもよるけど自分は原音忠実再生が好きなのでそんなに使わないかなあという感じ。

パソコンとのHi-Speed USBによる曲の転送速度だが、諸般の事情で古いバイオデスクトップ(Win2000)で運用しているため、まったくその恩恵にあずかっていない。そのうちXPマシンでも試してみるつもりだ。

気になった点もいくつかある。本体のみで充電する術がないのがとても残念だ。売りの一つである30時間連続再生も48kbpsのファイルならという前提なので、ATRAC3plusの256kbpsで運用している自分には望むべくもない。そんなこんなで、長期の出張や旅行用に、ACアダプターのみでも充電可能な仕様にして欲しかった。それと、クレードルにLine Outを用意して欲しかった。iPodのクレードルにはそれがあり、手持ちのオーディオシステムと組み合わせて使えるのだ。ちなみに、リモコン以外のステレオミニジャックを本体に繋ぐと、Line Outモードが選択可能になり、外部出力音量を最適化してくれるようだ。

付属のステレオイヤホンは可もなく不可もなく。低音が弱い気がするが、エージング(いわゆる鳴らし込み)である程度の音は出るようになるのではないか。純正品にこだわりたいという人は、何日かイヤホンをタオルにでもくるんで寝ている間に音楽を再生して、エージングをしてみてはいかがだろうか。

全体的には、良い意味でも悪い意味でも、直球のオーディオプレイヤーに仕上がっていると思う。

■ソフトウェア(PCとの連携)雑感

ソフトウェア的なことでは、母艦用ソフト「SonicStage 2.1」の出来に尽きる。OpenMGJukeboxの時代から比べて、起動も速くなったしCDからの音楽の取り込みも容易にはなった。ただ、GUIというか基本的な画面構成が個人的にどうにもいただけない。なんというか、割り切り方が間違っているというか。ファイル転送中継基地としての役割をこなすだけのあまりにそっけない仕上がり。ソフトウェアで新しい音楽体験を提供しようとかいう姿勢が全然感じられないのだ。厳しい言い方だけど、iTunesには遠く及ばずというところ。iTunesにあるような、楽曲のデータベースを活かしたプレイリスト作成やパーティーシャッフルなどのインテリジェンスな機能は一切無く、ソフトウェアとしても直球勝負という感じ。要は、触っていても何にもおもしろみがないのだ。
※ちなみに、SonicStageの楽曲管理の仕様については下でもリンクしている、小寺さんのレビューに詳しいです。

ネットミュージックストアのモードにしても、「Mora」のサイトをIEのモジュールを呼び出しているだけのようだし、iTunes Music Storeのようなインターフェースが統一された統合環境は実現できていない。もちろん、後者は日本でサービスインしていないので、オンラインで音楽が購入できるということでアドバンテージはあると思うのだが、いかんせん個人的に欲しいと思う曲が全く無いのだ。Moraの品揃えが自分にマッチしていないだけのことなのだろうが…。そして、自分の環境ではOMG形式のファイルの視聴がいまだにできていない。ちなみに、できない理由もわからない。

クリエに付属していたSonicStageの以前のバージョン(確か1.5)にフツーに上書きしたが問題なく使えている。前バージョンにはクリエ用にMP3変換ツールも導入していたが、新バージョンにもちゃんと引き継がれている。つまりは、SonicStage上でMP3のファイルをエンコードして、フツーにクリエに転送することもできる。もちろん、ATRAC3の音楽ファイルを白メモステに転送することもフツーにできる。SonicStage上でATRAC3plusでエンコードしたファイルも、転送時にATRAC3の形式に変換することもできる。要はHDDウォークマンとクリエ(=メモステ)だけでなく、Hi-MD、ネットワークウォークマンの他機種との共存が可能なのだ。iTunesはあくまでiPod単体との連携が前提なので、SonicStageが複数機器をサポートしていることは評価できるし注目に値する点かもしれない。ただし、ATRAC形式のファイルは3回しかチェックアウトできないのは昔から変わらないが…。

■まとめみたいなもの

大容量HDDプレイヤーがもたらす新しい音楽体験。それは、従来のポータブルプレイヤーでは実現できなかった、アルバムオリエンテッドではない、ある種の意外性を生みだす新鮮味のようなもの(ん〜、うまく説明できないが、FMラジオに近いというか…。数千あるいは万に到達する楽曲を持ち歩き、今まであり得なかった組み合わせのプレイリストで音楽を楽しめるみたいなこと)が、この手のプレイヤーに求められているのではないかと思う。そういう意味では、この手の製品はもはやプレイヤー単体のスペックや性能だけで評価できるものではなくなってきている。母艦の連携ソフトの出来が製品の総合力を左右するのはiPod+iTunesの成功を見ても明らかだ。

自分はこのサイトの運営を通じて、ソニーのAV製品の動向については常日頃から目を光らせてきたつもりだ。日々の更新の中で、「パソコンが母艦である必要はもう無い」とか、「これからは、デジタル家電との連携がソニー復活の原動力なのだ」みたいなことを口酸っぱく言ってきた。ここにきて普及が加速度的に進行しているHDDレコーダーは、機能の向上はもちろん、HDDの大容量化も日進月歩の勢いで進んでいる。数百GBという大容量ディスクのうち、20GBそこそこの領域を音楽ファイル専用にしたところで問題ないでしょうに…。

さらに、これらのレコーダーの普及に前後して、5.1chなどのホームシアター関連機器の普及も見逃せない。大げさに言うけど、HDDレコーダーは茶の間のAVシステムにがっちりと組み込まれ、堅牢なメディアサーバーとして機能する時代なんじゃないのかと…。米国主導のパソコン至上(原理)主義に立ち向かうにはこの道しか残されてないじゃないのかなあ。ソニーはその領域に踏み込まなければ勝てないですよ。

誰でも手軽に扱えて、いつでもどこでも音楽を楽しむことができ、世界中の音楽ファンに新しい音楽生活をもたらしてくれた「ウォークマン」は、25周年の長きにわたり「コンスーマー」製品としてその地位を確立してきたのでしょう?フツーの音楽ファンに新しい音楽体験をアピールするなら、MD並の手軽さで音楽を扱えなきゃいかんでしょう、ってことですよ。例えば、

  1. PSX(スゴ録)にCDを入れる
    (オーディオ専用領域の設定ができるとベストかも)
  2. 再生しますか?録音しますか?みたいなダイヤログが出る。
    (あらかじめフォーマットは3段階ぐらいの音質からひとつ設定済みってことで)
  3. ○ボタンで録音
  4. HDDプレイヤーをクレードルに置く
  5. (実際は違うけど)ボタン一発で全曲同期

みたいな感じで。次のフェーズでは、これぐらいのことはやってくれないもんだろうか。

■そして、クリエの未来は?

冒頭、長い前書きで書いたとおり、自分は「クリエ」の"パーソナル・エンターテイメント・オーガナイザー(PEO)"というコンセプトに、新しい音楽(もち映像も)体験を過大に期待してきたところがある。ところがこのPEO(実際はPEGになったけど)、やんちゃなコンセプトがふさわしくないと自覚したのか、電子手帳だのPDAだのと呼ばれるまじめなカテゴリーにその身を置き、エンターテイメントがいつのまにかエンタープライズにすりかわってしまったかのようでなんともつまらんのですわ。それが良いか悪いかをここで議論しようとしているのではなく、音楽好きな自分にとって、21世紀のウォークマンこそが「クリエ」であって欲しかった。ただ、そんな気持ちなのですよ。これだけポータブルプレイヤー市場がにぎわっているんだから、「クリエ」もAVに特化した製品をラインナップに加えて、殴り込みをかける手もあるのではと。もちろん、その際は新しい音楽体験をもたらすユニークな機能が必須なのは当然でしょうけど。自分なりにアイデアはいっぱいあるんだけどなあ…。

とにもかくにも、VAIO Pocketやらビデオプレイヤー「HMP-A1」やらPSPやらHi-MDやらAIWAのプレイヤーだなんだと、2004年のソニーはぐっちゃぐちゃのカオス状態。これらのモバイルAV製品が今以上に普及する鍵は、パソコンに依存しない「ノンPC」製品を作れるか否かにかかっているのだと最後にあらためて強調しておきたいなと…。

ちなみに、次回の番外レビューは、”21世紀のウォークマン”「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を予定しています。:-)

関連リンク

ポータブル用300_75

【追記】ソニーマーケティングは、カジュアルアルテイストの3色を採用した20GBHDD内蔵ネットワークウォークマン『NW-HD2』を10/10に発売します。『NW-HD1』の「小型・軽量」「スタミナ」「高音質」「簡単操作」などのハイクオリティ技術をそのまま踏襲しながら、よりカジュアルに使える“ネットワークウォークマン”とのこと。クレードルとリモコンが付属しない代わりに、USBケーブルとACパワーアダプター接続用の“変換アダプター”を付属。それによりコストを下げた結果なのか、価格はオープンですが市場推定価格が\40,000前後になっています。ソニスタでは10/5に先行受注予定。

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2004-09-29更新 2004-07-14初出 
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