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CLIE PEG-TG50 Photoレビュー by SPA

2003.03.05(水)

3/4に電撃発表されたCLIE PEG-TG50が銀座のソニービルで先行展示されていましたので、ソニービルの方にお願いして取材ということで、写真を撮らせて頂きました。大急ぎで撮影したためピンぼけ画像が多く申し訳ありません。右のコメントは左の画像をさしています。画像はクリックすると拡大画像が別窓で表示されます。最後に自分なりの感想を書きましたのでそちらもご覧ください。

ソニービルは改装作業中で展示スペースが縮小しています。1Fロビーをあがるとコンセプト展示スペースがあり、そこには発売中のSJ33のカラバリモデルがディスプレイされていました。 4Fの階段側にCLIEとSony Ericssonの携帯電話が展示されていました。改装作業に伴い、もともと3Fあたりにあった什器を移設したのでしょうね。
フリップカバーを閉じた状態で持ってみました。背面のアルミの感触がひんやりと感じられます。重さは思っていたよりも重くは感じませんでした。フリップカバーは基本的には樹脂製で、中央部にヘアラインのシートが貼ってあるのではないかと思います。 フリップカバーを開いた状態です。ジョグはT600Cと同じぐらいの位置にあるのではないかと思います。ジョグの上にボイスレコーダー用のRecボタンがあり、ジョグの下にはBackボタン、さらにその下にSJ33にも採用されたPowerスイッチ兼Holdスイッチがあります。
背面にはCFアダプター用の開口と、円形メッシュ状のスピーカーホール、リセットスイッチなどが確認できます。 底部はTシリーズ以降採用されたインターフェースコネクタで、すでに発売中の各種周辺機器との互換性は問題無さそうです。コネクタの右側にスタイラスホルダーがありますが、NR/NXと同じ収納方式です。
上部です。左から、ヘッドホンジャック、メモリースティックスロット、メモステのアクセスランプ、そしてBluetooth機能をONにしているときにブルーに点滅するランプです。一番右に赤外線受光部があります。ちなみに、Bluetoothのランプの点滅は相当目立ちます。会議中に机に載せておいたら目立ちますのでご注意を。 ジョグが無い方の側面部です。ストラップホールは過去のTシリーズとは位置が変わり、本体を持ったときの右上になりました。付属のストラップはグレーのいたってシンプルなものです。
再びフリップが閉じた状態のTG50。照明の加減でヘアラインの反射が高級感を醸し出しているように思います。 このように机に置いた状態でフリップを開くと結構スペース取ります。
斜め後ろから撮影しましたが、フリップが開く最大の角度がこれです。135度ぐらいでしょうかね…。【その後デベロッパーサイトの外形図面で、150度だということがわかりました】 フリップのヒンジ部分です。ショールームの方がいたので、はずす行為は控えましたが、SJ33のフリップカバーの機構と同じに見えました。はずしたときはSJ33同様、スタイリッシュさは半減しそうな感じです…。
ヒンジにも各種ランプが仕込まれています。左からBluetooth、電源ONに点灯するLED、ボイスレコーダーで録音中をしめすRecランプです。一番右はマイク用の開口でしょう。 噂のキーボードと、ハードボタン群です。液晶の下にあるボタンで中心の突起が左右のものよりも大きめのボタンが上下ボタンです。さらに両サイドの円形のボタンがGraffiti搭載機の「ホーム・メニュー」「キーボード・検索」アイコンの機能をハード的に実現するボタンです。
左側の円形ボタンは「ホーム・メニュー」ボタンで、普通に押してはなすと「ホーム」に切り替わります。「メニュー」を表示させるには長押しします。表示されたメニューのそれぞれの項目へはジョグで移動できます。 右側の円形ボタンは、メモ帳などを起動して文字入力ができる状態で、普通に押すとソフトウェアGraffitiが画面いっぱいに表示されます。NR/NX/NZのそれとは違って、味気ないデザインですが、反応はよかったです。あ、軌跡が表示されるかどうかは確認し忘れました。なお、長押しで検索ウインドウが表示されます。
バックライトを搭載しているキーボードの光具合を撮影してみました。色味は暖かみのあるオレンジに近い色だと思います。 ピンぼけで恐縮ですが、キーボード部のアップです。ボタンが透明なので、ボタン周りもほのかに明るくなるのでキーコンビネーションで使うアルファベット以外の記号もそこそこ視認できるのではないでしょうか。
右も同じような写真で恐縮ですが、上下ボタンの出っ張り具合を見て頂きたいのであえて載せました。個人的に今回の上下ボタンは見た目も実際も使いにくい印象を受けました。ジョグで代用できるとはいえ、キーボードを使うには両手がふさがるわけですから、もう少しメリハリつけて欲しいと感じました。 少し照明がかかった時のキーボードのバックライトの光具合です。ちなみに、キーの感触ですが、NZのそれに近いのでしょうね。NR/NXよりはクリック感があり、押しやすいと思います。
その場にあったNZ90とのサイズの比較です。というか、比較してはいけないのかもしれません。NZのデジタルがジェット的な無骨さはTG50には全くありません。重量は別にして、スーツのポケットにスッと入っていきそうです。 今度はT650Cとの比較です。TG50はタテが若干長いですが、幅はほとんど同じに見えます。TG50の液晶部はなんとなく従来のTシリーズよりも小さく見えます。液晶からGraffitiエリアまで一枚の透明のガラス(樹脂?)で繋がっていたので広く感じるのでしょうか…。
ジョグ側の側面部の比較です。T650Cまではハードボタン側が微妙にアールががっていたのですが、TG50は上から下までフラットな作りになっています。ジョグの位置はT600/400と同じで使いやすいと感じました。Backボタンも大きくて押しやすく、N700系のボタンっぽい印象です。 ジョグが無い側面の比較です。とりたててコメントはありませんが、フリップカバーを装着した状態でもそれほど厚みがあるようには感じませんでした。T6xxシリーズも標準のカバーをつければ結構厚みがましますからね。
上部の比較です。T650Cはサイドにイヤホンジャックがありましたが、ストレートのイヤホンコネクタを使う場合にポケットに入らなくなったりということがありました。TG50はSJ33同様ジャックが上部に付いたのでストレートタイプでもL字型でも使用には問題無さそうです。 時間がほとんど無かったので内蔵のアプリケーションをじっくり触ることはできませんでしたが、Flash Playerのバージョンがぐ〜んとあがっていたのでその画面を最後に…。NX搭載バージョンは1.0でしたから、このバージョンだと何ができるのか詳細を知りたいところです。

最後に個人的な感想を。

ハードウェアキーボードは予想以上に使いやすく、あのサイズでバックライトまで搭載したソニーの技術力には感服します。上下ボタンを除くハードボタンや、ジョグ・Backボタンの操作性も予想以上に良く、サイズ・重量も許容範囲。Graffitiに馴染みが無く、これからPalmデバイスを使ってみたいと考えている方には非常に取っつきやすいのではないでしょうか。

ビジネスユースを意識しているようですが、学生の方や年配の方でも全然違和感なく使えるマシンだと感じました。ビデオ・オーディオプレイヤー機能も搭載していますが、NX/NZ同様専用DSPの搭載が無く、ARMで処理しているようなのでバッテリの持ちが弱いみたいです。その辺は会社などにクレードルや充電用のケーブルを用意するなど、運用方法でカバーすれば問題無さそうですが。

ちょっと残念に思ったのは、キーボードメインで操作を行う場合、どうしても両手で抱えて持つスタイルになるので、ほとんどジョグが使えないことです。ジョグを持ちながら、片手でキーボードを打つにはキーボードの位置が低すぎるし、ジョグを使おうと思うと何度も本体を持ち替えることになります。

また、フリップカバーは高級感あふれる感じで嫌いじゃないのですが、Treoのように液晶部が開口されている(透明アクリル版の保護付き)フリップカバーを別売りで用意するとかして欲しかったなと…。それとそのカバーに、これは技術的に可能かどうかわからないんですが、昨今のAVリモコンのように、カバー側にもボタンを付けてハードボタン代わりに使えるような仕組みができなかったのかなと感じました。上下ボタンはジョグで代用できるから、電車の中で片手でフリップを閉じたままスケジュール確認をしたり、Docを読んだりできますからね。

それと、今までGraffitiを使いこなしてきた既存のPalmデバイスユーザーが乗り換える場合は、しばらくはというか、かなり操作にとまどうと思います。正直自分はかなりとまどいました、。それを克服しても使いたい機能がTG50にあるかどうかの判断は、個人個人にゆだねられているように思います。実売価格の\39,800も決して安価ではありませんが、今までのCLIE本体の値段の推移を考えれば、それに見合うだけのスペックと機能を兼ね備えていると思いました。ただ、この辺も個人的な物差しが違うので最終的な評価は実物を触れて確かめていただくほかありません。機会があったら是非実物を手にとって触ってみてください。

それにしても、誰もが望むバーチャルGraffiti搭載のワイドハイレゾ液晶搭載のTシリーズはいつになったらでるのでしょうか…。っていうか、あまりみんなが欲しい欲しいっていうと、あまのじゃくなソニーは逆に絶対作ってくれなかったりして…。

最後にソニービルのショールーム広報担当の平野さんには大変お世話になりました。撮影許可をいただくだけと思っていたら、取材になるとのことで、ご丁寧に対応して頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

最終更新: 2003-03-07 1:37

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